また、本文に併せてコメ欄を参考にしていただくと助かります。コメント欄でアドバイス等を下さった皆様、評価してくださった皆様に感謝いたします。
- この育成論について
・個体値及び能力値はH-A-B-C-D-Sで表記します。
・個体値は5V前提となります。(HABDS がV(31))
・文中のポリゴン2は防御特防を1.5倍し計算しています。
・ダメージ計算はポケモンの館様のダメージ計算機BWを使用しています。
- ステータスについて
物理耐久は、「物理耐久」を参照してください。
基本的に一致弱点を確定で耐える調整となります。
特殊耐久は、「特殊耐久」を参照してください。
基本的に一致弱点を確定で耐える調整となります。
Aは仮想敵を確定〜高乱数1、高耐久のアタッカーであれば確定2
基本的な物理受けを確定2で落とすことを意識した調整となります。
- 運用方法について
特性マルチスケイルにより耐久調整の恩恵が非常に大きいポケモンといえます。
この型では調整により本来被役割対象となるバンギラス、ラティオス等に対して役割を持つことができます。
この型は、主に死に出し、先発でのタイマン性能に優れます。
役割遂行能力が高く、また役割を持てる相手も非常に多いです。
物理受けを含む仮想敵を確1・乱数1・確2圏内で落とすことを想定しています。
逆鱗の場合、あらかじめ砂嵐・霰にしておくことで、
確定1・高乱数1(相手が防御特化物理受けであれば確定2)の範囲を広げることができます。(これは死に出し前提の話となります。砂嵐と霰ダメージはターンの終わりであり、ターン中はマルチスケイルを維持できます。そのため天候ダメージはこの型においてあまり重視しません。)
この型を使用する上での欠点は、対襷竜・エルフーンとのタイマン性能の低さ、繰り出し性能の低さ、
鬼火による機能停止、こちらの逆鱗に対しての相手の繰り出し(メタグロス、ナットレイ等)などが挙げられます。
起用する際はこれらを考慮し、カイリューをカバーできるメンバー調整を行ってください。
このとき、相手の鬼火持ちが水ロトム・防御特化ブルンゲルであった場合は、起用に関して全く問題はありません。
カイリューの型は非常に多く、持てる役割も強いため、非常に対応し辛いポケモンです。
そのため、63で非常に起用しやすいでポケモンであると思います。
- 物理耐久(マルチスケイル込み)
こだわり鉢巻持ちのバンギラスのストーンエッジ及びれいとうパンチを確定で耐える調整となります。
基本的に一致弱点を確定で耐えます。
バンギラス(いじっぱりA極振りこだわり鉢巻持ち)
ストーンエッジ 79.2〜93.2%
れいとうパンチ 80.8〜95.3%
タイマンの場合、れいとうパンチの最大乱数の場合において天候ダメージでカイリューが落ちます(落ちる確率としては約25分の1程度で心配することもないですが。)。バンギはこちらのかわらわりを耐えることはできないため(防御特化であっても高乱数)カイリュー側がバンギにタイマンで負ける条件としては相手がヨプ持ちであり、こちらより早い場合となります。
ガブリアス(ようきA極振りこだわり鉢巻持ち)
げきりん 84.4〜99.4%
- 特殊耐久(マルチスケイル込み)
襷ユキノオーのふぶきを確定で耐える調整となります。
基本的に一致弱点を確定で耐えます。
ラティオス(おくびょうC極振りこだわりメガネ持ち)
りゅうせいぐん 82.8〜97.7%
ユキノオー(ひかえめC極振)
ふぶき 84.4〜99.4%
- 使用する技と参考火力・役割対象
げきりん
メインです。
確定1・高乱数1圏内と思われる相手
H極振り水ロトム 97.4〜115.2% (カイリュー側A補正-1)64.9〜77%
H極振りサンダー 94.9〜111.6%
H極振りニョロトノ 104.5〜123.3%
無振りテラキオン 106〜125.3%
H極振りヘラクロス 110.1〜129.9%
H極振りカイリキー 98.4〜116.2%
H極振りルンパッパ 116〜136.8%
H極振りシャンデラ 105.3〜124.5%
確定2圏内と思われる相手
H極振りトゲキッス 88〜103.6%
H極振りギャラドス(いかく込み) 64.3〜76.2% 無振り76.4〜90.5%
H極振りラグラージ 57〜67.1%
物理受けの役割と思われる相手
防御特化ブルンゲル 70.5〜83% (カイリュー側A補正-1)46.3〜55%
防御特化スイクン 51.6〜61.3%
防御特化グライオン 54.9〜64.8%
防御特化カバルドン 48.3〜57.2%
防御特化ポリゴン2 44.2〜52%(厳しい)
防御特化ズルズキン 62.2〜73.8%
防御特化ブラッキー 54.4〜64.3%
防御特化クレセリア 45.8〜54.1%
かわらわり
バンギ・ヒードランに対して。
H極振りバンギラス 123.1〜144.9%
H極振りナットレイ 59.6〜70.7%
H極振りヒードラン 66.6〜78.7%
しんそく
襷ユキノオー・ゴウカザル・高速のめざパ氷持ちに対して。
無振りユキノオー 55.1〜65.4%
無振りゴウカザル 62.9〜74.1%
無振りジュカイン、無振りフーディン、
無振りサンダース、無振りボルトロス、無振りスターミー
ほのおのパンチ
ナットレイ・ハッサム・シュバルゴ・メタグロスに対して。
H極振りハッサム 155.3〜183%
H極振りシュバルゴ
H極振りナットレイ 119.8〜141.4%
H極振りメタグロス 59.8〜70.5%
じしん(選択技)
ハッサム・シュバルゴ・ヒードラン・メタグロスに対して。ある程度の一貫性があります。
H極振りハッサム 51.4〜61%
H極振りシュバルゴ 49.1〜58.1%
H極振りメタグロス 78.6〜93%
他の候補としてドラゴンダイブがあります。
このとき基本的に確定数が1増えるため火力は不足しています。
逆鱗との違いは動きを拘束されないため、
ある程度こちらも繰り出しが利くようになることです。
ただしこれによる物理受けの突破は多少困難です。
こちらも併せて検討してください。
以上で考察を終わります。
調整や役割対象ついてアドバイス・改善点等ありましたらコメント欄でお願いします。