yzpeaと申します。
このたび初めて育成論を投稿させていただきます。
はじめに
- この育成論では、ポケモンの個体値がすべて31であることを想定して努力値配分やダメージ計算を行っています。
- またポケモンのステータスをH,A,B,C,D,Sと略して表記することがあります。それぞれHP,攻撃,防御,特攻,特防,素早さを意味します。
※なおこの育成論は、投稿後のコメント欄での指摘により大幅な修正・変更を施しています。指摘してくださった方ありがとうございます。
ちなみに、主な修正点は以下の5点
1,対戦ルールを“見せ合い63”から“6vs6”に変更
2,物理型にする意義について言及
3,技構成の変更とそれに応じたダメージ計算を追加
4,持ち物候補を追加
5,運用方法に関する考察を追加
では本題。
今回はジュカインに関する考察です。
特に今作の育成論ではまだ投稿されていなかった、
第5世代版物理ATジュカインを考えていきます。
では、なぜあえて物理型なのか。
これは、コメント欄での指摘が多かった疑問のひとつです。
たしかに、ジュカインの攻撃面の種族値は、
A85、C105と明らかにCの方が勝っています。
しかし、攻撃技のレパートリーの点では、物理技の方に幅を感じるため、
その点に物理型を採用する意義を見出していきます。
なお修正前の育成論では技候補が著しく不十分であったため、
このたび仮想敵に応じた技候補とそのダメージ計算を追加いたします。
性格,努力値,特性
ようき A252 S252 H6
この性格と努力値配分が基本になるかと思われます。
性格がいじっぱりの場合、S252振りだと最速105組と同速になりますが、
ゴウカザル、ラティオス、スターミーといったあたりに抜かれることを考えると、
ようき最速で良いような気がします。
特性はしんりょくで良いでしょう。
夢特性のかるわざも候補にはなりますが、今回は火力を優先させます。
持ち物
次に挙げる持ち物候補は、
優先度にそれほど違いがありません。
- いのちのたま
HPの消費によって特性しんりょくが発動すればおいしいです。
一応確定欄はこれで。
- その他の火力増強アイテム
- きあいのタスキ
天候変化によるダメージや、先制技は致命的ですが、
自身もでんこうせっかを使えることや、
がむしゃらとの相性から、候補に入ります。
- おうじゃのしるしやピントレンズ
- ラムのみや各種弱点技半減の木の実
確定技
確定技は、
【メインの草技・つるぎのまい】です。
- タネマシンガン(威力25/命中100)
命中回数は運要素が絡みますが、メインウェポン候補として、
リーフブレードとの選択になります。
一応“第5世代版”ということなので、確定欄はこちらにしました。
なおBWでの遺伝には、
タマタマ(orハネッコorキマワリ)
→チコリータ(orトロピウス)
→キモリと経由する必要があります。
HGSSであれば技マシンがあるので楽です。
- リーフブレード(威力90/命中100)
安定感という点でタネマシンガンに勝ります。
急所率+1というのも地味にうれしいです。
- つるぎのまい(変化)
これがないと火力面で特殊型に完全に劣るため、基本的に確定です。
候補技
候補技は、仮想敵に応じて選択とします。
主に攻撃範囲を拡げるサブウェポン候補を挙げていきます。
- いわなだれ(威力75/命中90)
特にウルガモスは、特殊型では有効打がほぼ無い(がむしゃら程度)ため、
起点にしようと出てくる場合があります。
- けたぐり(威力-/命中100)
サザンドラ・ナットレイ・バンギラスといった相手には、威力が100を超えます。
- じしん(威力100/命中100)
威力・命中・等倍範囲の3点で安定感があります。
- かみくだく(80/100)
- つじぎり(70/100)
- シザークロス(70/100)
- がむしゃら(威力-/命中100)
みがわりによってHPが減っているときに有効です。
HGSSでは教え技で覚えさせることができますが、
BWではタネマシンガンとの両立ができません。
- でんこうせっか(40/100)
用途の広い先制技ですが、攻撃範囲を狭めることにはなります。
- みがわり(変化)
ほかには、自らHPを減らして特性しんりょくを発動させることもできます。
しかし、今作ではチイラの実やヤタピの実といった、
火力増強の木の実が現状手に入らないため、
しんりょくとチイラの実を同時に発動させるといった、
第4世代以前で有効だった戦略は使えません。
与ダメージ計算
こんな努力値配分のポケモンはいないというものもあるかもしれません。
あくまで目安と思って下さい。
- タネマシンガン1発の与ダメージ
B特化スイクン 27.5〜33.8%
H252振りギャラドス(いかく発動) 19.3〜23.2%
201ガブリアス 21.3〜25.8%
B特化ポリゴン2(@しんかのきせき) 10.9〜14.0%
H252振りバンギラス 39.1〜46.3%
- リーフブレード
B特化スイクン 95.6〜114.4%
H252振りギャラドス 68.3〜88.1%
201ガブリアス 77.6〜92.0%
B特化ポリゴン2(@しんかのきせき) 40.6〜48.9%
H252振りバンギラス 135.4〜159.7%
- いわなだれ
耐久無振りボーマンダ(いかく発動) 88.8〜105.2%
H252振りウルガモス 246〜292%
H252振りギャラドス(いかく発動) 75.7〜90%
B特化ウインディ(いかく発動) 52.7〜63.4%
H252振りカイリュー 89.3〜105%
H252振りシャンデラ 110.7〜130.5%
- けたぐり
H252サザンドラ(威力100) 112.6〜145.2%
H252ナットレイ(威力100) 97.7〜116.5%
H252バンギラス(威力120) 241〜284%
H252ユキノオー(威力100) 142.9〜169%
H252振りメタグロス(威力120) 57.7〜67.9%
B特化ポリゴン2(@しんかのきせき)(威力60) 36.4〜43.2%
- じしん
H252メタグロス 95.7〜113.9%
H252ハッサム 63.2〜75.1%
- かみくだく
耐久無振りラティオス 139.3〜164.5%
- でんこうせっか
H252マンムー 25.3〜29.9%
耐久無振りゴウカザル 38.4〜46.3%
被ダメージ計算
主に起点に出来そうな相手の技と、
先制技によるの被ダメージを計算します。
C無振りスイクン/ハイドロポンプ 24.6〜28.7%
同上/れいとうビーム 52.0〜61.6%
A特化ラグラージ/じしん(@こだわりハチマキ) 40.4〜47.9%
A特化マリルリ(ちからもち)/アクアジェット(こだわりハチマキ) 30.8〜36.3%
無補正A252振りウインディ/しんそく 40.0〜47.5%
A特化ハッサム(テクニシャン)/バレットパンチ 55.8〜66.2%
無補正A252振りダグトリオ/ふいうち 32.4〜38.6%
運用方法
コメント欄で最も指摘の多かった運用方法についてです。
特に、つるぎのまいをいつ使うのかという点です。
この点に関しては、
対戦ルールを当初の見せ合い63戦から66戦に変更し、
サイクルの長さから起点に出来るポケモンを見出し、
積みの機会を作っていくことを考えていきます。
それでも起点に出来るポケモンは少なく、リスクも伴います。
しかし、それらのポケモンの66戦での使用頻度の多さと、
このジュカインがよくいる特殊型ではなく物理型である点を活かします。
まず、繰り出す相手は主に水タイプ。
具体的にはスイクンやシャワーズといった、
相手が物理方面に役割を持たせようとしているポケモンです。
それらの水技や、ねがいごとを読んで繰り出します。
そのため、
パーティーにスイクンやシャワーズが止めに来る物理ATを入れておくといいでしょう。
ここで、相手が次にどう行動するか考えます。
はじめに出した物理ATが残っていて、
その物理ATがこのあともスイクンやシャワーズで止められそうなとき、
スイクンやシャワーズは交代するのが一般的です。
なぜなら、
ジュカインのリーフストーム等で、
これらのポケモンは倒されてしまうからです。
れいとうビームなどの遂行技はあるものの、
ここで倒されてははじめの物理ATの進攻を許すことになります。
つまり、普通の特殊型ジュカインの影を利用し、
リーフストーム等を読んで相手が交代するときに、
つるぎのまいを使うのです。
このタイミングが一番の積みのチャンスだと考えます。
特殊型ジュカインの繰り出し先も水タイプであることから、
後だしした時点で型を判断することができないという点も重要です。
他につるぎのまいを使うタイミングとしては、
こだわり系のアイテムを持った相手や、
スターミーなどの半減技を読んで繰り出す、
といったところになります。
特殊型ジュカインの持つ技で、
これらのポケモンを倒せそうなら、
相手が引いてくれる可能性は結構高いと思われます。
ムリに攻撃を仕掛けなくても、後続で止められる可能性は十分にあるためです。
特殊型に見られるめざめるパワー炎やりゅうのはどうの有無を
確かめようとするプレイングを相手はしてくるでしょう。
また、味方のおきみやげサポートなどでも、
積みの機会を作ることができます。
しかしそのときは、
相手にもつるぎのまいを使うと判断されやすいです。
最後に、
コメント欄での対応の悪さや、
育成論修正が遅くなってしまったことをお詫びします。
申し訳ありませんでした。
以上で育成論を終わります。
気づいたことや追加してほしいダメージ計算などがあれば、
ぜひコメントしてください。