レート環境で最近よく使用している、クレセリアを投稿させていただきます。
こちらではポケモンの能力値に対してH A B C D Sといった略称を使用し、
使用するクレセリアの個体値は、31-0-31-31-31-31であると仮定します。
A個体は0必須ではないですが、混乱の弊害もありなるべく低いほうがいいです。
※めざ炎個体に関しては技候補欄にて別記
ダメージ計算には、トレーナー天国様のツールを使用させていただきました。
- このクレセリアの特徴
メリット
◇本来は瞑想型の弱点である、一撃技、急所、状態異常に対して強い
◇レート環境で多い、スイクン・キノガッサ対策枠としての採用が可能
◇通常のクレセドランで突破が面倒な、みがまもドランを突破可能
◇広範囲の特殊アタッカー・受けを起点にできる
デメリット
◆攻撃技がエスパー技しかなく、鋼、悪タイプに対して極端に弱い
◆ゴツメ型では強かった、物理竜への制圧力が低い
まずデメリットの対策について。
鋼は相方であるヒードランに任せましょう。磁力ジバコイルの採用もありです。
悪タイプでメジャーなのはバンギラスですが、素直に格闘に任せた方が安定します。
相方のヒードラン・ジバコイルが眼鏡であれば、ラスターカノンで突破することも可能です。
身代わりで防げない、滅びの歌、吠えるには要注意です。
竜への制圧力の低さはプレイングでやや軽減できます。詳細は身代わりの技説明にて。
次に、メリットについて。
状態異常、急所、一撃技に強い身代わり、積み技である瞑想、回復技の眠る(月の光)
を全て持っているため、瞑想ガン積みによる全抜きが非常に決まりやすいです。
素早さを上げることで、ガッサに有利であり、特殊相手にも先手で瞑想しやすいです。
起点にできるポケモンの範囲が広く、スイクン、ラッキー、ポイヒガッサはもちろん、
ウルガモスを除く大概の特殊アタッカー、受けポケモンは起点にする事が可能です。
先制で毒を入れてくるヒードランにも強く、相手に天候ダメが入る状況を作れれば、
プレッシャー持ちのみがまもも安定して起点にすることができます。
- クレセドランについて
クレセドランとは、高種族値・良タイプ相性のテンプレ構成の一つです。
クレセリアでヒードランの弱点である格闘を黙らせ、
ヒードランで、クレセリアの弱点である鋼・ウルガモスを黙らせます。
このクレセリアは単体ではクセのある型となっているので、
ヒードランと組み合わせての使用を推奨します。
※追記
ただし、最近のウルガモスはめざ地持ちも増えているため、
一匹でクレセドランを突破してくるケースがあります。
オススメのウルガモス対策ポケモン
カイリュー・ギャラドス
有効打がめざパしかなく、めざ地との両立がありえないため
クレセドランのウルガモス対策としては優秀です。
弱点である雨、ヘラクロスにも耐性が付くのが利点です。
ガブリアス
陽気スカーフ前提で。
陽気なら1舞ウルガモスに対して確実に先手を取れるため有利です。
弱点のバンギラスに対しても耐性が付くのがガブリアスの利点です。
メタモン
めざ岩個体、スカーフ持ち前提。
弱点のウルガモス・水技持ちパルシェン・雨を一匹でカバーできるダークホース。
クセが強いので安定しにくく、使い手の技量が試されます。
※以下2項目は一般的なクレセドランではなく、この型であることが前提の考察です。
ラッキー・ハピナス
弱点のウルガモス・雨に対して強くなります。
クレセドラン構築に入りやすいポケモンの一匹です。
ただし、今回のクレセリアは物理に圧力をかけられないため、別ポケでの対策が必須。
カバドリ
ウルガモス、バンギラスに強く、ターゲットであるスイクンガッサを呼びやすいです。
個人的に、今回のクレセリアと最も相性のいい組み合わせですが、
ヒードラン(ジバコ)、クレセリア、カバルドン、ドリュウズと4体PTが縛られるので注意。
※さらに追記
クレセドランの別の弱点として、サザンドラが挙げられます。
ウルガモス対策として挙げた、ラッキー・ハピナスは突破を許さず、
ガブリアス・カイリュー・ギャラドス(逆鱗持ち)・メタモンも対面からは有利です。
テラキオン・ゴウカザル・バシャーモ
本来ウルガモスにも強いですが、めざ地が一貫してしまうため微妙です。
サザンドラに先手が取れ、上から潰すことができます。紙耐久なので後出しには襷必須。
特にテラキオンはバンギラスにも後出ししやすく、オススメです。
ウルガモス
ヒードランとやや役割が被りますが、特殊耐久が高くサザンドラには強いです。
最速であれば(流星群が怪しくなりますが)上から殴ることもできます。
こいつを入れる場合、ヒ−ドラン(ジバコ)は必須ではなくなります。
- 持ち物候補
カゴの実
今回のクレセリアにおける筆頭持ち物候補です。
眠りポケの必需品であり、天候に弱い月の光と比べ安定します。
また、キノガッサに対して胞子読みで出ていくことも可能になります。
食べ残し
眠るではなく月の光を採用するならコチラ。
今回の配分では、図太いでも持ち物なしで
根性ローブシンの空元気を確定3にできないため、重宝します。
瞑想型は居座るターンが長く、食べ残しの恩恵が大きいです。
オボンの実
食べ残し同様、月の光を採用するなら。
図太いでは耐えきれない流星群を耐えるようになったりと、色々便利です。
ゴツゴツメット
クレセリアといえばこのアイテムを連想する方も多いと思われますが、
特殊をターゲットとする瞑想型とは相性が悪いため、あまりお勧めしないです。
- 性格・努力値
【おだやか】
努力値:H220-D52-S236
実数値:223-×-140-95-172-135
スイクン対策として使用する場合はこちらを推奨。
穏やか型では眠るの採用を前提としており、
HP実数値を天候ダメ意識の16n-1としました。
Sがほぼ極振りなのは、最速70族(キノガッサ)を抜くため。
先制瞑想も決まりやすくなり、瞑想型では使いやすいです。
残りの52をDに振ることで、持ち物なしでラティオスの眼鏡流星を1.5耐えが可能に。
眠るを持つことができ、天候と状態異常に強いため、個人的には穏やかを推奨します。
おすすめ構成
持ち物:カゴの実
技:サイコショック めいそう ねむる みがわり/れいビ/めざパ(炎)
【ずぶとい】
努力値:H236-B4-C12-D4-S252
実数値:225-×-155-97-151-137
ローブシン対策として使用する場合はこちらを推奨。
食べ残しやオボンの実との相性が良いため、HP実数値は16n+1に。
Sが極振りになっているのは、ガッサ抜き調整の輩まで抜くため。
図太い型では、努力値余りを耐久に割くことによる
明白なメリットがなかったため、素早さに回しました。
耐久無振りガッサが一撃で落ちる可能性が高いのでC12振りにしていますが、
正直なところ、BCDのどこを12振りにしても大差ないです。
ローブシンを見るために食べ残しorオボン+月の光となるため、
天候が砂嵐か霰でなければ、受け性能はこちらの方が上です。
バンギラスが相手にいるだけで非常に出し辛く、ガッサに後出しできないことがネック。
おすすめ構成
持ち物:食べ残しorオボンの実
技:サイコキネシス めいそう つきのひかり みがわり/れいビ/めざパ(炎)
- 必須技
サイコショック(サイコキネシス)
タイプ一致のメインウエポン。
クレセリアはタイプ相性と耐久の高さから格闘受けとしての役割があり、
エスパー技なしでは対面からでも格闘に押し負けてしまうケースが多く最優先です。
サイコショックを持つことで、瞑想スイクン等の瞑想持ちに対して優位に立てますが、
火力の乏しさ故、ローブシン対策にはサイコキネシスが欲しい所。
ビルドブシン相手に後出しすると、サイコショックでは逆に起点にされる可能性があります。
なお、サイコキネシスだと6積みしてもラッキーを突破できなくなるので注意しましょう。
めいそう
この型のコンセプトとなる技です。
瞑想を積んだクレセリアの特殊耐久は恐ろしく高く、
不一致抜群技くらいなら起点にできる程の硬さを誇ります。
逆に火力の方は、瞑想を積まないとお話にならないです^p^
- 選択技
ねむる
カゴの実必須の回復技。
天候変化と状態異常に強く、そのどちらも呼びやすいクレセリアとは相性がいいです。
つきのひかり
回復性能は高いですが、天候時の弱体化とPPの低さがネックです。
特にクレセリアはバンギラスを非常に呼びやすく、
相手のPTにバンギがいるだけで、ほぼ砂嵐状態で戦うことになるので注意。
また、毒を盛られるとどうしようもないので、身代わりとセットで使いたいです。
みがわり
ここでは選択肢としていますが、この型のコンセプト技のひとつ。
瞑想型の弱点である一撃技と急所に対して強く、呼びやすい状態異常回避もできます。
また、初手に身代わりを貼ることで後出しからのトリックを阻止することも可能になります。
ハッサム対面でも、蜻蛉読みで先制身代わりを張ることでサイクルをずらすことが可能に。
再降臨する際にヒードランに交換することで、優位に立つことができます。
後出しで出てくる物理竜に対しては、身代わりを張ることで逆鱗を打たせません。
もし打ってきたら、ヒードランへ交換することで有利に展開できます。
れいとうビーム
ドラゴン対策に。
火力の乏しさ故、4倍弱点でも対面からでは一撃で落とせず、使い心地はイマイチです。
この枠が身代わりでも、身代わり連打で逆鱗で混乱するのを待つという手もあるので、
相手の物理竜を早めに狩ってしまいたい場合は使えます。
特に、竜舞カイリューには冷凍Bを持ってないとピンチになります。
めざめるパワー(炎)
本来クレセリアが有効打を持たない、鋼に対して打ちます。
こちらも当然一撃では葬ることができないので、
ハッサム対策としては身代わりの方が安全です。
メタグロス、ナットレイ、剣舞ハッサムを見たいなら。
素直にヒードランに任せた方が安定します。
※めざパ(炎)を採用する場合の努力値配分
個体値を31-2-31-30-31-30と仮定する
おだやか 努力値:H220-B4-D44-S240
ずぶとい 努力値:H236-B4-C16-D4-S248
- 被ダメージ
【おだやか】
物理方面
A252振り意地テクニガッサのタネマシンガンを確定6発耐え
A252振り意地テクニガッサのローキックを身代わりが確定耐え(16.1%〜19.2%)
A252振り意地ガブリアスの逆鱗で低乱数2発(43.4%〜51.5%)
A252振り陽気カイリューの鉢巻逆鱗で確定2発(60.5%〜71.7%)
A252振り意地ローブシンの根性空元気で確定2発(53.3%〜63.2%)
特殊方面
C252振り臆病ラティオスの眼鏡流星を確定で1.5耐え
C252振り控えめヒードランの眼鏡オーバーヒートを、中乱数1.5耐え
C4振り瞑想1積みスイクンの熱湯を、身代わりが確定耐え(19.2%〜23.3%)
C132振り零度スイクンの波乗りを、身代わりが確定耐え(17.9%〜21.5%)
C252振り臆病ウルガモスのジュエルさざめきを確定耐え(75.3%〜88.7%)
C4振りヒードランのマグスト(26.9%〜32.2%)←瞑想1積みで身代わり確定耐え
起点にできる仮想敵の例(瞑想→瞑想→回復まで決めれる)
なお、〜46%のダメージまで上記の行動が可能です。
C252振り臆病ラティオスの眼鏡竜の波動(36.3%〜43%)
C252振り控えめウォッシュロトムの眼鏡10万ボルト(36.3%〜43%)
控え目特化眼鏡サンダーの10万ボルト(40.8%〜48.4%)←特化少ないので目安
眼鏡でも弱点突かれなければ大丈夫らしいですね…
【ずぶとい】
物理方面
A252振り意地ローブシンの根性空元気を食べ残し込み高乱数2耐え(47.5%〜56%)
A252振り陽気カイリューの鉢巻逆鱗を、オボン込み高乱数2耐え(53.7%〜64%)
特殊方面
C252振り臆病ラティオスの眼鏡流星を食べ残し込みで高乱数1.5耐え
C252振り臆病ラティオスの眼鏡流星をオボン込みで確定1.5耐え
C252振り控えめヒードランの眼鏡オーバーヒートを、オボン込み確定1.5耐え
C4振り瞑想1積みスイクンの熱湯を、身代わりが高乱数耐え(22.6%〜26.6%)
C132振り零度スイクンの波乗りを、身代わりが確定耐え(20.4%〜24.4%)
C252振り臆病ウルガモスのジュエルさざめきを確定耐え(83.5%〜99.5%)
C4振りヒードランのマグスト(29.7%〜36%)←瞑想1積みで身代わり確定耐え
オボンか食べ残し想定となるので、起点にできる仮想敵は穏やかとあまり変わらないです。
身代わりの硬さは穏やかに劣るため注意。
- 与ダメージ
【サイコショック】
H252振りローブシンを確定3発(36.7%〜43.3%)
H252振りキノガッサを確定2発(51.4%〜62.2%)
H4振りマンムーを中乱数4発(23.1%〜27.9%)
補正ありB252振り奇跡ラッキー(14.1%〜16.9%)
H252振りスイクン(15.9%〜18.8%)
H212B4振りヒードラン(8.8%〜10.8%)←瞑想4積みから身代わり確定破壊
【サイコキネシス】
H252振りローブシンを確定2発(54.7%〜65%)
H252振りキノガッサを確定2発(73%〜87.4%)
H4振りキノガッサを中乱数1発(89.7%〜107.3%)
H4振りマンムーを超高乱数3発(32.7%〜39.2%)
以下は相手受け出し想定につき、瞑想1積みでの計算
【サイコショック瞑想1積み】
H4振りウルガモスを高乱数2発(47.2%〜55.9%)
H252B72ウルガモスを確定3発(35.9%〜42.7%)
【れいとうビーム瞑想1積み】
H4振りガブリアスを確定1発(106.5%〜126%)
205ガブリアスを中乱数1発(93.6%〜111.2%)
H4振りカイリューをマルスケ込確定2発(非マルスケ時:102.9%〜122.1%)
H4振りラティオスを確定2発(50%〜60.2%)
【めざめるパワー(炎)瞑想1積み】
H252D4振りハッサムを超低乱数1発(85.8%〜101.6%)
H252D116振りメタグロスを超高乱数3発(32%〜38.5%)
H252振りナットレイを確定2発(61.8%〜75.1%)
大抵、中途に瞑想積んでから殴ることになるので参考程度に。