早速育成論へ・・・
- はじめに
- この育成論では、(HP・攻撃・防御・特攻・特防・素早)をそれぞれ、(H・A・B・C・D・S)と表記します。
- 全能力の個体値が、最大の31であることを前提に考察をします。
- 今回、ダメージ計算では、トレーナー天国様の「ダメージ計算機 JS-4BW for ポケモン ブラック/ホワイト 4.16」を試用しています。
- カイリューについて
カイリューというポケモンは、知っての通り、第五世代になり手に入れた「マルチスケイル」と4世代の途中で手に入れた「しんそく」で大幅強化されました。
種族値は、600族竜としては、最高クラスの耐久と、A134とC100という打撃・特殊ともに高い打点も持っています。
ただ、S種族値は、若干難があり、80という、高くない数値です。
今回は、高いAとCを生かすため、「ドラゴンジュエル」を持たせた両刀型を考察したいと思います。
- 採用理由
今回、数多く居る竜の中、カイリューを採用した理由は、
主に「ドラゴンに強い」ことにあります。
ドラゴンで両刀なら、「ボーマンダ」や「サザンドラ」でも出来ますが、
カイリューは、マルチスケイルという特性を持っているため、
オノノクスを除く全てのドラゴンの攻撃を耐えることができるのです。
ラティオスのりゅうせいぐんを耐えるなどカイリューにしか出来ない芸当もあります。
- 両刀である理由
今回、考察するカイリューは、両刀です。
主に、両刀であるメリットは2つあります。
- 一方を重視した型に比べ、受けられにくい。
- りゅうせいぐんを打ったあとにでも動ける。
ただ、両刀にするにあたり、デメリットもあります。
例えば、努力値にも限度があるので、どちらか一方を重視するより、火力や耐久が落ちてしまうのは明白です。
今回は、耐久を重視し、火力はドラゴンジュエルでカバーします。
りゅうのまいからのりゅうせいぐん、りゅうせいぐんからのげきりんなど、両刀であれば、大きく相手の想定を崩すことができます。
- 持ち物考察
さて、前置きが長くなりましたが、持ち物の考察に入ります。
今回の持ち物は、「ドラゴンジュエル」でほぼ確定になります。
前述の通り、両刀を行う上で、この型は、耐久に多く努力値を裂くため、
単純な物理型あるいは特殊型に比べると、打点が劣ります。
「りゅうのプレート」「いのちのたま」も候補になりますが、
前者の場合、火力が足りなくなり、仮想敵に対する確定数が変わってきたりします。
後者も、火力不足と、攻撃すると、耐久を捨てなければならなくなります。
という訳で、よほどのことがない限り、ドラゴンジュエルが良いでしょう。
- 努力値・性格考察
今回の型では、カイリューのメリットである、「ドラゴンに強い」を活かすため、
ガブリアスのげきりんとラティオスのりゅうせいぐんを耐えられるようにします。
ラティオスのりゅうせいぐんを耐えるには、Dにマイナス補正をかけられません。
一方のガブリアスは、マイナス補正込みで、Bに4振ることで、201ガブリアスのテンプレである、A108振りからのこだわりハチマキげきりんを耐えてくれます。
性格は「おっとり」で確定でいいでしょう。
次に、努力値についてです。
[188-0-4-36-116-164]実値:190-154-104-137-135-121
この型の努力値の振り方はこうなります。
まず、先ほどのガブリアスのげきりんとラティオスのりゅうせいぐんを耐える調整をしています。
この耐久の振り方で、マルチスケイルがあれば、確定で耐えることができます。
素早さは、りゅうのまいを一回積めば、S113のジャローダと同速になります。
つまり、ラティオス・ガブリアス・サザンドラ・ボーマンダなどは、抜けるということです。
残った努力値は、特攻に振ります。
- ダメージ計算
A108振りガブリアスのげきりん
ダメージ: 160〜189
割合: 84.2%〜99.4%
回数: 確定2発
備考: こだわりハチマキ・マルチスケイル
A108振りガブリアスのダブルチョップ
ダメージ: 54〜64
割合: 89.5〜104.0%
回数: 乱数1発(32%)
備考: こだわりハチマキ・マルチスケイル(1発目のみ)
A252振りガブリアスのげきりん
ダメージ: 118〜141
割合: 62.1%〜74.2%
回数: 確定2発
備考: マルチスケイル
A252振りガブリアスのストーンエッジ
ダメージ: 67〜79
割合: 35.2%〜41.5%
回数: 確定3発
備考: マルチスケイル
C252振りラティオスのりゅうせいぐん
ダメージ: 160〜189
割合: 84.2%〜99.4%
回数: 確定2発
備考: こだわりメガネ・マルチスケイル
C252振りラティオスのサイコキネシス
ダメージ: 51〜61
割合: 26.8%〜32.1%
回数: 確定4発
備考: こだわりメガネ・マルチスケイル
A244振りヘラクロスのストーンエッジ
ダメージ: 105〜124
割合: 55.2%〜65.2%
回数: 確定2発
備考: プラス補正あり・こんじょう発動(こだわりハチマキ)・マルチスケイル
A244振りヘラクロスのメガホーン
ダメージ: 46〜55
割合: 24.2%〜28.9%
回数: 乱数4発
備考: プラス補正あり・こんじょう発動(こだわりハチマキ)・マルチスケイル
A252振りテラキオンのストーンエッジ
ダメージ: 129〜154
割合: 67.8%〜80%
回数: 確定2発
備考 いのちのたま・マルチスケイル
A252振りマニューラのれいとうパンチ
ダメージ: 140〜168
割合: 73.6%〜88.4%
回数: 確定2発
備考: マルチスケイル(いのちのたま持ちで、中乱数一発)
A252振りマニューラのこおりのつぶて
ダメージ: 78〜92
割合: 41%〜48.4%
回数: 確定3発
備考: マルチスケイル
A252振りバンギラスのストーンエッジ
ダメージ: 111〜132
割合: 58.4%〜69.4%
回数: 確定2発
備考: プラス補正あり・マルチスケイル(こだわりハチマキで低乱数一発)
C180振りバンギラスのれいとうビーム
ダメージ: 120〜142
割合: 63.1%〜74.7%
回数: 確定2発
備考: プラス補正・こだわりメガネ・マルチスケイル
C252振りキングドラのりゅうせいぐん
ダメージ: 142〜168
割合: 74.7%〜88.4%
回数: 確定2発
備考: プラス補正・こだわりメガネ・マルチスケイル
C252振りキングドラのりゅうのはどう
ダメージ: 91〜108
割合: 47.8%〜56.8%
回数: 乱数2発 (87.5%)
備考: プラス補正・こだわりメガネ・マルチスケイル
C252振りキングドラのハイドロポンプ
ダメージ: 45〜54
割合: 23.6%〜28.4%
回数: 乱数4発
備考: プラス補正・こだわりメガネ・マルチスケイル・雨
C252振りウルガモスのめざめるパワー氷
ダメージ: 110〜130
割合: 57.8%〜68.4%
回数: 確定2発
備考: マルチスケイル・Cランク+1・めざ氷威力70
※他に掲載して欲しいものあったら言ってください。
- ワザ
さて、ワザ構成ですが、基本的にはこの形になると思います。
げきりん / りゅうせいぐん / りゅうのまい / 選択
では、確定技の解説からさせていただきます。
げきりん(120/100/10/ドラゴン)
いわずと知れたカイリューのメインウェポン。
この型では、りゅうせいぐんを使ったあとに使っていくことが多くなります。
いきなりげきりんをするのではなく、発動するとほぼカイリューを捨てることになるので、良く考えてから発動しましょう(
対耐久無振りカイリュー
ダメージ: 136〜162
割合: 81.9%〜97.5%
回数: 確定2発
備考: ジュエル込み(1積状態)・ジュエル+1積みで確定1発
対HB252振りハピナス
ダメージ: 283〜334
割合: 78.1%〜92.2%
回数: 確定2発
備考: ジュエル込み(1積状態)・ジュエル+1積みで確定1発
りゅうせいぐん(140/90/5/ドラゴン)
げきりんとこれをもってることにより、この型が成り立ちます。
Cに努力値を振っているので、打点はげきりんより高いです。
ほぼ全てのドラゴンをこれで落とすことができます。
対H252振りブルンゲル
ダメージ: 129〜153
割合: 62.3%〜73.9%
回数: 確定2発
備考: ジュエル
対H228振りグライオン
ダメージ: 169〜201
割合: 94.4%〜112.2%
回数: 乱数1発 (68.8%)
備考: ジュエル
りゅうのまい(--/--/20/ドラゴン)
この技を一度使うと、大抵の人は「物理アタッカー」だと思うでしょう。
基本的に、ドラゴンタイプなどに死に出しから繰り出したら、これが安定行動になります。
一度舞うことができれば、ジュエルげきりんでブルンゲルを高乱数一撃など、
交換されても優位に立つことができます。
選択技
選択技についてです。
一つしか選択できないので、有効範囲の広い技が良いです。
一応、上ではだいもんじにしておきました。
特に問題ならだいもんじが一番強いです。
だいもんじ(120/85/5/ほのお)
ドラゴン技と補完がとてつもなく良い。
Cに多く振っていて、威力差もあるので、ほのおのパンチよりおススメです。
火力は、ナットレイを確定2発、ハッサムを1発程度です。
きあいだま(120/70/5/かくとう)
はがねタイプに打てるワザその2。
ただ、結局だいもんじ安定なきがします。
だいもんじとの違いは、岩タイプに打てることと、
ヒードランに通ることです。
対HP196振りヒードラン(bw/1731)
ダメージ: 98〜116
割合: 51.3%〜60.7%
回数: 確定2発
※ストーンエッジ・いわなだれは、ウルガモスに通りますが、
ウルガモスは、ジュエルげきりんで確定一発です。
- 使い方的なにか
基本的に、ドラゴンなどに死に出しがおススメです。
とりあえず、一積みで抜ける相手だったら、りゅうのまいを選択。
先ほども述べたとおり、いきなり逆鱗するのではなく、相手にもよりますが、
物理受け読みだいもんじやらりゅうせいぐんで戦術を崩すことを薦めます。
以上です。
初投稿などで、読みにくかったりすると思いますが、
コメント&評価お待ちしています。
では