3回目の投稿。最近はゆるゆると執筆しています。
今回は、ばくれつパンチを「ダメージがついている混乱技」程度に考えて、序盤の混乱撒きでバトルの主導権をとっていくカイリキーの育成論を検討していきたいと思います。
◆諸注意
各種諸注意です…投稿者固有の独特のものもあるので注意。
- この育成論では、HP・攻撃・防御・特攻・特防・素早さをH・A・B・C・D・Sと略記します。
- また、性格による+補正には「’」を使用します。例:攻撃252・素早さ252の攻撃特化ガブリアス…A’S252
- 威力参考値とは「攻撃(または特攻)×実質技威力(タイプ一致・持ち物含む)」で計算される値のこと。※実際のダメージ計算式は微妙に違うのであくまで参考です。
- ダメージ計算は、「ポケモンの館」のツールを使用しています。
- 技の威力・効果・命中等は、本サイト内に立派なポケモン図鑑があるので、特記事項を除き記載いたしません。
- 略称は最後に記してありますので、ご参照ください(漏れがあるかもしれませんが…)
- 計算が間違っていたらごめんなさい。
◆カイリキーが呼ぶ敵
カイリキーの代名詞といえば、特性「ノーガード」による必中「ばくれつパンチ」です。特性「こんじょう」を使う個体もいますが、やはり「ばくれつパンチ」が最警戒されます。良く引き寄せる敵として、
- 格闘受け(グライオン・ヤドラン・フシギバナほか)
- 霊タイプ(ゲンガー・サマヨール・フワライド・ブルンゲルほか)
- 一撃必殺・催眠持ち(スイクン・グライオンほか)
◆呼ぶ敵に一貫性がある補助技「はたきおとす」
高火力な技を持つ格闘タイプはマークがきつく、前述した対策ポケをかなり呼びます。
BWでカイリキーは「はたきおとす」を新たに習得しましたので、前記ポケモン達に役に立ちます。特に「黒いヘドロ」「たべのこし」を落とせると大きく弱体化させられます。
ちなみに、ポリゴン2やラッキーは逃げていくので、「しんかのきせき」はサマヨールピンポイント気味です。
◎対グライオン
グライオンは、大きく分けて1)羽休め格闘受け型、2)アクロバット強襲型、3)ポイズンヒール型とあります。呼ぶグライオンの持ち物を落とすことで、型判別に使えます。
ただし、偶発対峙した場合は逃げるしかないので、あくまで交代読みで使います。また、ポイズンヒール型は既に毒状態だと意味がないので、その点はタイミングがシビアです。
◆基礎設定
- 特性
ノーガード
特になし。固定です。
- 持ち物
カゴの実
ねむカゴ。ノーガードの弱点である状態異常(火傷・眠り)に対し対抗手段を持つと共に、何度か出し入れをすることを想定しているので、貴重な回復手段となります。
ラムの実
回復をしない場合の状態異常対策。
- 性格
ようき
最速にするとぼちぼちなスピードになります。
- 努力値
H204,A4,B20,D28,S252
実数値191・151・103・×・109・117
H:火傷や砂嵐ダメを考慮し、16n-1調整
S:最速
HDはHC’252ロトム水のこだわり眼鏡ハイドロポンプ確定耐え、残りAとB
◆技構成
ばくれつパンチ・はたきおとす・アンコール・ねむる
※下線は確定技
◆技解説・候補技
- ばくれつパンチ
説明不要のメインウェポン。序盤に出すので半減されることは多いが、あくまで混乱撒きとして使うのが目的。
PPが不安なので底上げは必須。
なお、「運ゲ乙」というのは禁句です。
威力指数は、
攻撃151×威力150=22,650(弱点時:45,300)
無振りでも本来の役割遂行は問題ない。
[与ダメ計](抜群)
- H252B36バンギラス…確1(125〜148%)
- HC’ユキノオー…乱数1(92〜108%)
- HB’ラッキー(輝石)…確2(52〜61%)
- HD’ズルズキン(ビルドレ1積み)…確定2(50〜59%)
- AS’テラキオン…高乱数1(95〜110%)
- A’Sドリュウズ…確1(116〜137%)
- HB’グライオン…(12〜15%)
- HB’ヤドラン…(11〜14%)
- はたきおとす
BWで新たに取得した技。前述のように相手の持ち物を見ることで、相手の型を読むことも可能です。
威力は襷潰し。
[与ダメ計]
CS’ゲンガー…(22〜25%)
- アンコール
推奨技。
後続補助に重きを置いたこの型との相性が非常に良い技。また最速とも相性が良い。
最速の時の実数はS117。無振り86族(実数106)を大きく超えるので、非常に安定感がある。
ただ、最速カイリキー自体が調整基準とされることもある。
なお、遺伝には旧作も必要です。
[候補技]
- ねむる
一撃必殺と同様に状態異常(催眠・火傷)をもらうのでその保険。回復手段を持つことで耐久型に対し、安定して繰り出せるようになります。
「ねむる」以外の候補技を持つ場合は、「ラムのみ」が推奨となります。
- ストーンエッジ
格闘との相性補完。混乱、道具落としによる嫌がらせがメインなので、あまり範囲を広げる必要性は薄い。
相手としては保持しているものとして行動してくるので、無くても問題はない。
- どくどく
耐久型に対して有効なダメージ源。
◆立ち回り
ここでは基本的な立ち回りを説明(6→3の場合)。
- まず、見せ合い時点で強力な存在感を放てるのがポイント。ポリゴン2、ラッキー(ハピナス)、ブラッキー、ナットレイといった格闘弱点の受けポケに制限をかけられます。
- 見せ合いの際は、相手に霊タイプが居るかどうかは要チェック。
- 抵抗が岩・悪・虫と少ないなので、補助技読みが一番良さそうです。地味にとんぼ半減が嬉しいです。先発で使うとスカーフ誤認されることも多いです。ただ、グライオンも先発起用が少なくないので、そこは読み合いになります。
- あとは爆裂パンチ・叩き落とすを適宜打っていきます。A無振りなので、突破することより、後続補助に重きを置いていきましょう。
◆略記一覧
上記育成論中に出てくる略記の正式名称の数々(漏れはあるかもしれません)。
- BW・・・・ブラック&ホワイトのこと
- ねむカゴ・・「ねむる」&「カゴのみ」のコンボのこと
- 運ゲ乙・・・運任せな戦略に対して投げかけられる言葉。しかしながら命中100以外は全て運ゲ。
- とんぼ・・・とんぼがえり
◆あとがき
鈍足なので、終盤エースとしては使いにくく、序盤で回すような形にして作ってみました。
アタッカーとしてのイメージが強いカイリキーを補助気味に使うことで、上手く立ち回れるのではと考えています。
なお、コメントの返信、育成論の修正は時間がかかることがあります。
◆修正履歴
H23.6.24 初稿掲載