見ての通り毒守るエアームドです。もうひとつ似たような構成の育成論がありましたが、細かいところに違いがあり、またこちらはフリーフォールを覚えていないのでランダムでも使用できます!
- 技構成と実数値
172-100-178-*-121-90
- 4つ目の技の候補
- ドリルくちばし
- ステルスロック
- まきびし
基本的にはドリルくちばしが一番動かしやすいです。毒守るだけにダメージ源を頼ると、本来潰しに行けるはずの格闘ポケモン相手にかなり困ったり、毒ポケモンに詰みます。
ただし、ウルガモスや襷ポケモンの脅威を考えるとステルスロックも十分に採用価値はあります。
鋼ポケモンへダメージを与えるにはお互い決め手がない状況でまきびしまきまくって吹き飛ばすという手段が一応あります。
- 耐久調整(双方6V理想個体を前提にしています)
☆対物理
・陽気A252振りガブリアスの剣の舞ストーンエッジを食べ残し込みで高確率2発耐え。
ダメージ: 77〜91 割合:44.7%〜52.9%
・いじっぱりA252振りパルシェンの1回からをやぶった状態のつららばりを1回急所出ても耐えうる(中確率)。→パルシェンとのタイマンで選択肢が吹き飛ばし確定にならない。
ダメージ: 25〜31 割合: 14.5%〜18%
・いじっぱりA252振りヘラクロスのインファイト2耐え。
ダメージ: 75〜88 割合: 43.6%〜51.1%
ハチマキ持ちの場合
ダメージ: 111〜132 割合: 64.5%〜76.7%
・陽気A252振りテラキオンのインファイト2耐え。
ダメージ: 69〜82 割合: 40.1%〜47.6%
※対格闘は直接対決で勝てるくらいに考えておきましょう
・いじっぱりA252振りメタグロスのコメットパンチ。
ダメージ: 33〜39 割合: 19.1%〜22.6%
☆対特殊
・スイクンの無振り無補正波乗りを守る併用で高確率4耐え。
ダメージ: 51〜60 割合: 29.6%〜34.8%
・C252振り臆病ラティオスの眼鏡流星群。
ダメージ: 89〜105 割合: 51.7%〜61%
・同じラティオスの眼鏡波乗り。
ダメージ:81〜96 割合: 47%〜55.8% ※守れば高確率2耐え
・無邪気ガブリアスの大文字
C無振り
ダメージ: 76〜90 割合: 44.1%〜52.3% ※2耐え
C68振り(H4振りボーマンダを流星群1撃で落とせる調整)
ダメージ: 82〜98 割合: 47.6%〜56.9% ※守る込み高確率2耐え
C172振り(H4振りガブリアスを流星群1撃で落とせる調整)
ダメージ: 92〜110 割合: 53.4%〜63.9%
☆ドリルくちばしのダメージ(メインは毒ダメージなのであまり期待しないように)
・H252B4振り補正なしヘラクロス
割合: 102.6%〜121.9%
・H4振り補正なしテラキオン
割合: 25.1%〜30.5%(インファイト1回受けて防御ダウンした場合 割合: 37.7%〜44.9%)
・HD252振り補正なしローブシン
割合: 37.7%〜45.2%
・HB252振り補正なしローブシン
割合: 29.2%〜34.9%
・H4振り補正なしラティオス
割合: 29.4%〜35.2%
・H4振り補正なしサザンドラ
割合: 25%〜30.3%
・H4振り補正なしガブリアス
割合: 21.7%〜26%
・H252B4振りメタグロス
割合: 9.6%〜11.5% ※コメットパンチを守りつつ受けるダメージと大して変わらない)
- 動かし方
基本的には、守る→毒→守る→ドリルくちばし→守る→ドリル(略)です。
まず、シングルバトルにおけるエアームドの守るの使い道を挙げます
- 食べ残し回復するため
- 毒と併用してダメージ稼ぎ。砂嵐状態だとさらに削れる。
- 拘りアイテムを持った相手に対して技固定をするため
- 大文字・ハイドロポンプなどのPP潰し
一般的な鋼ポケモンと違うエアームドの特徴
- 地面技が効かない→ガブリアスを筆頭とした地面ポケモンに強い
- 一撃必殺技が効かない→無限グライオン・零度スイクン対策に
・動かすポイントその1〜積極的に守ろう〜
鋼というタイプは毒,砂嵐のダメージを受けない、いまひとつな攻撃はとことん効かないゆえに食べ残し守る回復だけでかなり長持ちするタイプという特徴があります。エアームドの場合、地面技をすかして出したりすることでいつのまにかどんどん体力が回復していきます。
致命的な積み技が考えられる場合や、速いタイミングで毒を入れにいきたい場合以外はケチらずに積極的に守るを選択しましょう。僕の周りだと先発で拘りアイテムを持ってとんぼがえりやボルトチェンジをすることが多いので、このエアームドを先発に出して守る固定するのも手だと思いました。
さらに、堅実なだけでなく、追い込まれた場合に連続守るによる運打開といった一面もあります。
・動かすポイントその2〜守るを効果的に使えば固定ダメージは案外大きい〜
毒守るのダメージ量は意外と大きく、エアームドに強い特殊技持ちポケモンを投げられても交代際に毒を入れて守ってから誰かへの交代という3ターンの間だけを考えても16分の6削れるので下手に攻撃するよりもダメージは大きい上に毒は治らない限り続きます。
上のパターンにおいて砂嵐を併用すれば耐性のないポケモンは無差別に16分の9削れることになるので、対地面・草の相性補完的な意味でバンギラスと組ませてもいいと思います。
・動かすポイントその3〜吹き飛ばし・守る読み読み吹き飛ばしor毒毒〜
吹き飛ばしは必要です。毒守るは身代わりでシャットアウトされるし、こういった低火力居座り系は積み技の起点になるので、その時は吹き飛ばしましょう。
一度守るを見せてからがアツいです。今度は守る読みで積み技を使ったり高火力ポケモンの無償降臨といった手が相手の選択肢に入ってくるのでそこを読んで吹き飛ばしで自分の体力を回復したり毒を拡散してしまえば大きくアドバンテージをとれます。といっても大抵の場合は機械的に毒守るドリル守るするだけでも堅実に戦えます。
・動かすポイントその4〜頑丈のタスキ効果に頼る〜
エアームドがかわいそうなので最終手段です(笑。とりあえず頑丈という特性がある限り毒もドリルくちばしダメージも入れられずに終わるということがあまりないので最低限の仕事量が保証されます。
気をつけるべき相手と対処法
・身代わり命の珠ラティオス・サザンドラ
珠ラティは絶対数だと拘りラティより少ない気がしますが、ポケモンの見せあい段階でラティオスの持ち物を見極められるかがポイントになりそうです。ただし、天候が砂嵐の状態だと、一度無償で身代わりを張られても、エアームドに飛んでくる波乗り10まん大文字を読んで特殊受けに交代、エアに交代、守る、さらに交代のような手順で珠ダメージと砂ダメージの蓄積で読み次第で倒せることがあります。
・ユキノオー
これははねやすめを覚えていないゆえの大きなデメリットと言えます。エアームドの食べ残し回復が消されます。結構苦しいです。こちらにバンギラスを控えさせることで、エアームド(高確率で吹雪が飛んでくる)→バンギラスの後だしでスムーズに対応できます。
・根性ポケモン
毒を入れると強化されてしまうポケモンもいます。ハチマキヘラクロスのようなこだわり持ちだったり、ローブシンのようにエアームドより遅かったりする場合はエアームド自身はなんとか対処できるかもしれませんが、取り巻きを起点に崩されるので注意しましょう。
・ランクルス(ピクシーシンボラー)
低火力固定ダメージに頼るとマジックガード+自己再生ポケモンが鬼のようにきついです。仕方ないのでバンギラス辺りの起点にしましょう><
・磁力ジバコイル
エアームドを選出しないほうが吉(
- エアームドと組むといいポケモン
- バンギラス・カバルドン:砂嵐状態だと守るエアームドの強さが1.5倍くらい上昇します。
- ラグラージ・ナットレイ・ハピナス・ランクルス:エアームドと相性補完できる耐久ポケモンがもう1匹いることで、エアームドの得意な長期戦に持ち込めます。よくないのは、3匹のうちエアームド1匹が堅くて他から崩されることなので。